2023年度第4回例会を下記の通り開催致します。
オンライン(zoom)での開催となります。皆様のご参加をお待ちしております。
1. 日時:2024年3月16日(土) 14:00-15:20
14:00-14:05 例会開始、代表挨拶
14:05-15:05 藤尾先生ご発表(Q&A含む)
15:05-15:15 研究会お知らせ(会員のみ)
15:15-15:20 副代表挨拶
15:30-17:00 編集会議(編集委員のみ)
17:00-18:30 オンライン交流会
2. オンライン(zoom)開催。
下記のGoogle Formsにアクセスのうえ、ご登録をお願いいたします。
3月9日頃までに当日開催用ZoomのIDをお知らせします。
Google Forms
https://forms.gle/EkBUyBt9yqafsQXC7
3. 題目: スロベニアの英語教育―日本と間逆の英語環境をどう活用できるか―
4. 発表者: 藤尾美佐(東洋大学 経営学部 教授)
5. 要旨: 発表者は、昨年度一年間、在外研究でイタリアに滞在していた。その際スロベニア共和国(首都リュブリャナ)に訪問する機会があり、大学のみならず市民全体の英語力の高さに驚愕し、スロベニアの英語教育に特別な関心を持った。今回の発表では、リュブリャナ大学の教授へのインタビュー、政府機関へのインタビュー、小学校2校に訪問した際の校長へのインタビューと授業見学を元に、スロベニアの英語教育について紹介する。それらのデータから、スロベニアでは日常的に英語が使用されており、小学校の英語教員も英語に極めて堪能であること、大学入学までに学生はすでにCEFR B2レベルの能力を有しており日本のように必修英語を教える必要がないこと、しかし同時に、国全体としても英語を話さないと生き残れないことや母語をいかにして守っていくかなど、日本とは真逆とも言えるほどの英語環境にあることが明らかになった。本発表では、スロベニアの英語教育事情を紹介するとともに、そうした間逆の英語事情の中から日本の英語教育にどのようなことが活かしていけるのか、また日本の英語教育はどのように変えていくことが可能なのかについて議論する。
6. 参加費:JACET会員・非会員共に無料
7. 使用言語:日本語
問い合わせ先:「海外の外国語教育」研究会
副代表 西川幸余(大谷大学)
s.nishikawa@res.otani.ac.jp